木部のクリヤー仕上げについて・・・・・


ムクの天然木を使用した飾柱・濡れ縁などの材質に対して、生地仕上げや着色剤(オイルステインなど)だけの仕上げの場合は材質が 水分を吸い込みやすい状態なので雨や日光による変色や汚れが避けられません。
 そこで、クリヤー塗装仕上げにより変色や汚れを防止する工法が考えられるのですが従来の通常の外部用クリヤーを塗装した場合、 素材の木の呼吸による膨張・収縮に塗膜が追従できず、経時変化で割れたり剥がれたりするのが常識でした。
 また、割れや剥がれが発生しなくても塗膜自体の黄変や下地着色剤の表面へのにじみによる変色が発生する場合が多く、 木部に対するクリヤー仕上げは困難とされていました。

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 ☆ 木部用クリヤー ☆

木部用クリヤー

・木材同様、塗膜が呼吸(通気)する為、塗装後のフクレを防止します

・塗膜の柔軟性により、木材の伸縮に追従し、割れを防ぎます

・紫外線吸収剤の配合により、塗膜の変色・下地の着色剤の変色を防止します

・高対候性ウレタン樹脂により、光沢が長持ちし、雨に対する撥水性を持ちます

・弱溶剤型なので着色剤の表面へのにじみを防止します

・つや有り、半つや消し、全つや消しの商品ラインナップでお好みのつやで仕上げられます



用途:軒天・飾柱・ドア・戸袋・破風・羽目板・下見板・濡れ縁・窓枠・門扉・ベランダなど

(床・廊下・美術工芸品・床柱などには使用しないでください。
室内塗装される場合は乾燥性にご注意ください)



  ファインウレタンU100木部用クリヤー 標準塗装仕様

配合および希釈:
2液型ですので塗料液/硬化剤=9/1(重量比)の割合で混合し、充分に攪拌してください。
希釈には必ず塗料用シンナーを使用してください。


新設(外部)の場合
工程
材料名
塗り回数標準塗付量
(kg/u/回)
塗り重ね乾燥時間
(20℃)
希釈率塗装方法
素地調整
サンドペーパー・ブラシなどを使用して素地表面のごみ・油脂分等の付着物を除去し、乾燥した清浄面にする
下地保護着色キシラデコール適量を含浸させる12時間以上無希釈刷毛・ウールローラー
上塗りファインウレタンU100
木部用クリヤー
0.09〜
0.13
2時間以上塗料用シンナー 5〜10刷毛・ウールローラー




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